亀井商店株式会社は、精米・精粉・薪や炭などを販売運搬する事業を中心に、1926年よりサービスを開始し、時代の変化や要請を受けて、LPガスだけでなく水道や電気、リフォームなど、日々の暮らしを支えるサービスを拡充してきました。今、私たちの生活にとって欠かすことのできないLPガスは、特に取り扱いに注意が必要です。配管工事やガス機器の取付においても、安全で確実な工事が求められます。また、ガス漏れなどの緊急時には迅速な対応が迫られることもあります。なかなか目には見えにくいインフラの仕事。それは、一見地味かもしれませんが、地域の皆さまが安心できる暮らしや日常を作り出す、とても大事で、細やかな仕事なのです。
1964年、社会が木炭・薪から石油・ガスへと置き換わる燃料転換期と同時に、当社はLPガス販売店（液化石油ガス販売事業者）として登録。そして1980年に法人化し、旧氷上郡柏原町の下水道整備が開始された頃、水道工事事業にも参入致しました。
LPガス・水道・電気といった事業を中心に展開しているといっても、大きく分けて弊社の仕事はLPガスの配達・検針や、灯油の配達といった「外回り」の仕事と、ガス・水道・電気・リフォームなどの工事を行う「現場作業」の仕事の2種類があります。
基本的には、一人で両方の業務を行っていただく形になります。また弊社の主要でもあるガス事業ですが、LPガスと聞くと、一般の方からすると、オール電化の影に隠れ、下火なイメージを持たれる方がいらっしゃるかもしれません。LPガスの業界というのは少子高齢化の中、都市ガス開発を進めるといったことは無く、地方にとって絶対必要なものであり、今後も無くなることはありません。近年ではオール電化の需要も一旦落ち着き、やっぱりガスが良いといった乗り換え需要や、業界内でも担い手が少ない状況化もあります。
このような情勢の中で、業界全体を考えたときに次世代の担い手を育てることが必要だと考えています。
弊社はガス・水道・電気の事業があるといっても、私を含めて外回り・現場作業を行う人材が3名。経理や事務作業を行う人材が１名という小さな会社です。その分、一人で、ガス工事・水道工事・電気工事・リフォーム工事など多岐にわたる業務を経験できることが醍醐味と言えるかもしれません。
入社段階で工事にかかわる必要な資格などはありません。入社してから3カ月は私や先輩スタッフと一緒に同行し業務を覚えていただきます。その後、外回りは一人で担当。現場作業に関しては基本的には私や、先輩スタッフと一緒に作業を行います。そうして現場作業で実地技能を養い、定期的にメーカーが行う、リフォーム、ガス機器の商品研修や、ガスに関する実務研修などを経て、この仕事について深く学んでいただければと思います。
そしてその先に、ガスについて深く学びたい！電気の資格取得をしたい！といった場合には、電気工事士の資格を取得するなど本人のやる気次第でチャレンジしていただいても良いかと思います。もちろん費用などは会社で負担いたします。そうやって自分の得意な部分を伸ばして、それが会社としての強みとして繋がるのであれば会社としても全力でバックアップしたいとそう考えています。
現在、私で4代目です。今年で40歳になり、先代の時代から長く働いてくれている信頼できるスタッフのおかげもあり、現在まで業務を滞りなく進めて参りました。
ただ、弊社はこれから人材の転換期を迎えることになります。そのため未経験・経験者問わず、やる気のある若い人材を募集しています。現場での仕事を一人前にできるようになるまで3年。そしてその先に会社のことを広く、一緒になって考えてくれるような、右腕となって一緒に会社を盛り上げてくれるような人材になっていただきたいと考えています。
亀井商店の仕事に興味をお持ちの方は、そのような気持ち働ける。会社を一緒になって盛り上げていく、そんな気持ちで門を叩いてもらいたいと思います。
